G1 CLIMAX 32 総括・個人的感想

8/18に日本武道館で幕を閉じたG1 CLIMAX 32
4ブロック制、最多参加人数の28人で展開された本大会
新日本プロレス50周年の年ということもあり、内容盛りだくさんの充実した大会でした
その中で、(ほぼ)全試合見た私なりの今大会の簡単な総括と、個人的な感想
特に印象深かった3試合、個人的MVP選手について触れていきます
各ブロックの試合展開・決勝トーナメント 総括
・Aブロックはモンスターぞろい
出場選手はオカダ・カズチカ、矢野通、トム・ローラー、ジョナ、ジェフ・コブ、ランス・アーチャー、バッド・ラック・ファレ
このブロックの特徴は、プロレスの醍醐味ともいえる大型レスラー同士の対決だったかと思います
さらに言えば、オカダ選手VS超大型外国人レスラー軍団というところでしょうか…
その中で矢野選手のコミカルさの中に、技術を織り交ぜてリーグの展開をかき乱す存在感や、
トム・ローラー選手の盛り上がるパフォーマンスと素晴らしいテクニックで、大型選手だけではないというリーグのワクワクする展開を作ってくれていたと思います
その中でもリーグを突破したのは、やはりオカダ選手
新日本プロレスの50周年を背負っている男の存在感は半端じゃなかったですね
・Bブロックは因縁の清算マッチ
出場選手は石井智宏、タマ・トンガ、SANADA、タイチ、グレート・O・カーン、ジェイ・ホワイト、チェーズ・オーエンズ
このブロックの特徴は、最終戦に組まれていたタマ選手とジェイ選手の因縁の決着
タマ選手は今年バレット・クラブを追放され、本隊での存在感を示してきました
一方のジェイ選手は6月の大阪城ホールでオカダ選手からIWGP世界ヘビーを奪い取り、いまや新日の主役
その2人の因縁の到着点としての最終戦は結果的にタマ選手の勝利
ここまで全勝だったジェイ選手を抑えて準決勝へ進出したタマ選手に会場からは大きな拍手が送られていました
・「逆転の内藤哲也」なるか Cブロック
出場選手は、棚橋弘至、後藤洋央紀、内藤哲也、ザック・セイバー・Jr.、アーロン・ヘナーレ、KENTA、EVIL
このブロックはいきなり2敗してしまった内藤選手が、逆転の展開を見せられるのかが注目のリーグでした
内藤選手だけではなく棚橋選手、後藤選手、KENTA選手それぞれがメインの試合に勝利した後のマイクで、個性を際立たせつつかっこよく締めていたのも印象的でしたね
準決勝へ進んだのは内藤選手!最終試合はザック選手との試合でしたが、とんでもなく早い展開で試合が終わったのはびっくりしました 笑
去年のG1初戦で怪我をした試合の相手であり、New Japan Cupの決勝でも負けていたザック選手を倒した内藤選手はどこか満足気だったように個人的には見えました
・大混戦だったDブロック
出場選手はYOSHI-HASHI、デビット・フィンレー、鷹木信悟、ウィル・オスプレイ、ジュース・ロビンソン、エル・ファンタズモ、高橋裕二郎
このブロックはUSヘビーのベルトをめぐる争い、ジュース選手とフィンレー選手の元パートナーの因縁、ファンタズモ選手のヘビー転向?と見どころも多かっただけに
準決勝への出場者の予想もかなり難しかったと思います
その中で最終的に決勝へ進んだのはオスプレイ選手
鷹木選手は去年は高橋選手、今年はファンタズモ選手と最終戦でバレット・クラブ勢に足を引っ張られて決勝ならず…個人的には鷹木選手を応援していたので残念でしたが来年に期待します!
・準決勝、そして決勝
8/17の準決勝はオカダ・カズチカ VS タマ・トンガ、内藤哲也 VS ウィル・オスプレイ
オカダ選手とタマ選手の対決は去年のG1を思い出させてくれました
結果としてはオカダ選手の勝利でしたが、本隊としてベビーとなったタマ選手もかっこよかったです
内藤選手とオスプレイ選手の試合はなんと初対決
新日本がずっと温めてきた黄金カードの結果はオスプレイ選手の勝利
また見たいと思わせてくれる最高に熱い試合でしたね
そして決勝!!オカダ・カズチカ VS ウィル・オスプレイ
今年の1・5以来の顔合わせとなったこの試合も非常に熱かった!
結果はオカダ選手がレインメーカーで勝利
悔しそうなオスプレイ選手の姿もぐっときましたね
また、去年の飯伏選手との決勝が不完全燃焼で終わってしまったこともあり、G1連覇はオカダ選手としても思い入れが強かったであろうと思います
試合後のマイクで感極まるところには、自分もウルっと来てしまいました
個人的に面白かった試合 3選
ここからは個人的に面白かった試合を3つピックアップします
正直言うとどれも面白い試合ばかりでしたし、選ぶの難しいところなんですが、、今後振り返ってみるときの参考になれば嬉しいです
・オカダ・カズチカ VS ジョナ
1つめは8/7 大阪府立体育館でのこの試合
注目ポイントは全勝で来ていた前回G1優勝者のオカダ選手と、
STRONGから参戦した体重160kgのジョナ選手のぶつかり合い
ジョナ選手の必殺技「トーピード」の説得力は異常でしたね
・鷹木信悟 VS ウィル・オスプレイ
こちらも大阪府立体育館の一戦。8/6のメインイベントでした
この2人の試合に外れなし!というのが過去の試合でも実証されていましたが、今回の試合も熱く盛り上がる最高の試合でしたね
選手同士の相性ってあるんだなーとより感じさせてくれるのがこの2人な気がします
・デビット・フィンレー VS ジュース・ロビンソン
最後は7/26の後楽園ホールのメインイベントから!
元タッグチームの2人が袂を分かち、初対決
因縁も深まった中での2人の戦いは最後まで刺激的でした
フィンレー選手のほうがヒール感があるように感じますが、、今後本隊離脱なんて展開もありそうな気がしますねー
個人的MVP選手
大いに盛り上がった今シリーズ
誰がMVPなどと決めるのもおこがましいところですが、個人的なMVPを挙げさせていただきます
それは…
KENTA選手です!!
試合内容はもちろんですが、試合後のコメント!
特に今シリーズでは自伝本『足跡』のPRを軸としたコントのようなパフォーマンスが本当に最高でした
新日本プロレスワールドのYoutubeチャンネルでも、KENTA選手のサムネイル動画だけ他の倍くらいに再生数が多いことからも、かなり話題を作った選手だったといえるのではないのでしょうか
自分も自伝本を買って読みましたが、ますますKENTA選手が好きになりました
長野大会のメインイベントでの棚橋選手を倒しての試合後マイクと、子供へのファンサービスも最高で、プロレスラーとして子供たちに夢を与えているなーと感動しました
というわけでこれらの要素を踏まえて個人的なMVPはKENTA選手とさせていただきます!
今後の展望
・ベルト争いの行方
現時点では下記の争いが有力かなーと思います。
IWGP世界ヘビー → ジェイ・ホワイト VS タマ・トンガ
NEVER 無差別級 →カール・アンダーソン VS 棚橋弘至
KOPW → 鷹木信悟 VS エル・ファンタズモ
NEVER 無差別級 6人タッグ →CHAOS VS HOUSE OF TORTURE
IWGP Jrヘビー → 石森太二 VS KUSHIDA
ヘビーのタッグ、Jr.タッグに関してはまだ曖昧な感じですね。ワト選手、田口選手のタッグがリマッチするのかどうか、AEWに奪われたタッグのベルトは誰が取り戻しに行くのか…
個人的にはNEVER 6人タッグはまたHOTなのか…と思っちゃうのですが、、、
いずれにせよ下半期もどういった展開が繰り広げられるのか楽しみです
まとめ
いかがだったでしょうか?
盛り上がったG1も終わり、後半戦への期待がまたさらに高まってきているのではと思います
どんな1・4を迎えるのか今から楽しみです!
ではでは~