「ストロングスタイル」とは何か?

新日本プロレスの試合を観戦していると、
よく耳にする「ストロングスタイル」という言葉
当たり前のように使われすぎて、ニュアンスは分かるけど…って人向けに、
実際のレスラーの方々がどういう意味でとらえているかまとめてみました!
「ストロングスタイル」の始まり
そもそも「ストロングスタイル」という言葉はどのように定着したのか?
その概念を提唱、実践していたのがアントニオ猪木だと考えられています
猪木は新日本プロレスを旗揚げする際、
カール・ゴッチのプロレス技術と、力道山の感情の乗った喧嘩のような戦い方を組み合わせたような
理想のプロレスの目指し、その後長年にわたりその概念を体現し続けました
「ストロングスタイル」とは闘う姿勢である
新日本プロレス50周年イヤーの前半戦の主役だったオカダ・カズチカ
そのオカダはインタビューで「ストロングスタイル」を下記のように述べている
プロレスの試合スタイルというより「闘う姿勢」ですね
Number 1055 プロレス50年を背負った男たち
ヤングライオンの試合などがその典型例で、いかに気持ちを前に押し出せるかどうかそれが「ストロングスタイル」なんだと
それに対し、対談相手の坂口征二も「闘っているんだ」っていう気持ちを出すこととおっしゃっていました
「ストロングスタイル」に答えはない?
他には新日本のエース棚橋弘至もインタビューで「ストロングスタイル」についての考えを述べていました
かつて棚橋が猪木に「ストロングスタイル」について尋ねた時、「そんなの知らねえ」と答えられたのだとか…
棚橋はその回答に対し、下記のように考えたそうです
ストロングスタイルの実態ってないんです。でも会社が打ち出したり、ファンの方がほかの人に話す際、新日本のニュアンスを伝える意味では最適だなって思うんです。
Number 1055 プロレス50年を背負った男たち
つまり発信側、受け手側のどちらにとっても解釈の幅がある言葉なんだということですね
まとめ
いかがだったでしょうか?
正直分かったようで分からないといった感情を抱いたかもしれませんね
でもそれで良いんです!!
白か黒か、正解か不正解かの二者択一ではない
これこそプロレスの面白さ、醍醐味だと私は勝手に解釈しております
「ストロングスタイル」についての理解の参考になっていれば幸いです
では~